
もし仮に、街中で「街頭インタビュー」のような形で、一般の方々に「オットセイに興味ありますか?」という質問をぶつけてみたらどんな回答が返ってくるでしょうか。
「可愛いと思うし、水族館などで芸などをしているショーを見たりするのは好きだけど、あらためて“興味”があるかと聞かれると、正直そこまで興味ないかも」というような回答がおそらく大方を占めるのではないでしょうか。
かくいう私もオットセイは好きな動物の部類に入ります。まん丸の眼、短い胸ヒレのような前足、甲高い鳴き声、愛くるしいですよね。
さて、では同じ「オットセイに興味ありますか?」という質問を“精力剤に興味を持っている層”に限定してぶつけたとしたらどうなるでしょうか。
おそらく反応は、別のものとなるでしょう。たとえば、こんな感じでしょう。「オットセイ?ああ、昔から精力剤として使われてきたというアレね。本当に効き目あるの?」と興味興津々な顔つきになるに違いありません。
そうです、もちろん今回ご紹介しようと考えているのは、“精力剤としての” という視点からのオットセイのお話です。
もちろん皆さんも、オットセイが昔から「精力アップに効果があるもの」として食用にされてきたことはご存知でしょう。
しかし、具体的な「なぜそのようになったのか?」「実際のところ効果はどうなのか?」といったことに関しては、詳しくご存じではない方も少なくないのではないでしょうか。
そこで今回は、そういった方面のお話をしてみたいと思います。オットセイがらみでの面白い「豆知識」的な内容も含めて、
オットセイの精力増強効果や成分、副作用などをわかりやすくまとめました。
是非お読みいただいて、ご参考にしてください。
哺乳類の精力キング、オットセイとは
さて、オットセイのお話と言っても、生物学的に、「何科に属するのか?」とか「体長は?」とか「寿命は?」とか「生態は?」とかのお話を長々するつもりはありませんが、一応前置きで説明しておきましょう。
皆さんもよくご存じの通り、オットセイはアシカ科の怪獣です(ちなみにアザラシはアザラシ科です)。
オットセイの特徴としてよく知られているのが、その生殖力の旺盛さ。オットセイは1頭のオスが20~30頭、多い場合は100頭ものメスをしたがえてハーレムをつくり、繁殖期には飲まず食わずで1か月もの間、子づくりに励みます。
その精力は哺乳類の中でも群を抜いています。なんと南アフリカ共和国のマリオン島という島では、オットセイがペンギンを捕まえて交尾に及ぶという奇妙な行動がたびたび目撃されているというのですから、いやはや、その精力のすさまじさには頭が下がる思いもします。
実は中国語でオットセイは、「膃肭臍」と表記しますが、その由来は、もともとアイヌ語で「onnep」(オンネプ)とよばれていたのが中国語で「膃肭」と音訳され、オンネプのペニスのことを「膃肭臍」(おっとせい)と呼び、精力剤とされていたそうで、それがのちにオンネプのペニズをさす「おっとせい」がそのまま動物自体の名前として定着してしまったということです。
言ってみれば、オットセイ=ペニスということになりますね。どうやら、そんな精力絶大なイメージから、精力剤の素材として使われるようになったと考えられます。
こうした精力剤としての活用は、実は数百年前から続いてきているようです。
またイメージだけでなく、実際の効果の方も歴史的事実が示しています。日本では、徳川家に精力剤としてオットセイの陰部を使った漢方が献上されていたという史実があります。
オットセイで特に有名なのが、第11代将軍「徳川 家斉(とくがわ いえなり)」です。家斉はオットセイの漢方をこよなく愛飲しており、その生涯でなんと55名もの子供を授かったということです。
こうした事実から、家斉は「オットセイ将軍」という異名も伝えられています。
ちなみにオットセイの漢方の愛飲は初代家康から始まっており、家康も18名もの子供を残しています。徳川幕府と言えば、誰もが思い浮かべるイメージが「大奥」ですよね。
大奥とオットセイがつくるハーレム、とても似ているような気もしますよね。
また、オットセイを食べる食文化を持つイヌエット民族は、ペニスのサイズが大きく、精力・性欲が強いと言われています。
こうした事実を突き付けられると、もうそれだけでオットセイが精力剤として効果がありそうだと納得させられそうですよね。
オットセイの精力増強効果
では、そんなオットセイの精力剤としての効力についてご紹介してみたいと思います。
まず、漢方の話をしましょう。漢方で、オットセイの陰茎と睾丸を乾燥させて粉末にしたものを「海狗鞭(かいくべん)」と呼び、シルクロードの時代から皇族を中心に重用されてきました。
日本でもこの漢方が徳川家に献上されて、以来代々愛用されたことが知られています。
「織田信長49歳」「豊臣秀吉62歳」という享年に対し、徳川家康が44歳の時に大病を患いながらも75歳という生涯を全うしたということを筆頭に徳川家の歴代将軍が長寿だったという事実も、その裏に海狗鞭というものの効果があったのだとも言えるでしょう。
こうしたオットセイの効果については、現代医学でも証明されています。歴史の話ばかりしていても仕方がないので、そうした明らかにされているオットセイの効果について、ご紹介していきましょう。
オットセイの陰茎や睾丸には男性ホルモンをはじめ、(実はその部分に限らず、オットセイの肉全般にも言えることですが)良好なたんぱく質(アミノ酸類)や脂肪が豊富に含まれています。
そうした有効成分の中でも特に着目すべきなのが、「カロペプタイド」という成分です。カロペプタイドはたんぱく質の一種で、必須アミノ酸はもちろん8種類全て、それ以外の優良な非必須アミノ酸、18種類ものアミノ酸を含んでいます。
このカロペプタイドには「細胞賦活効果」という作用があり、弱った細胞や病的な細胞を蘇らせる働きを持っています。この働きにより全身の細胞がよみがえると同時に、男性機能も強化され精力アップに繋がるのです。
またオットセイの肉には、精力増強に効果絶大な「アルギニン」も豊富に含まれています。
アルギニンは、「マカ」や「クラチャイダム」に含まれる有効成分としてもよく知られていますが、アミノ酸の一種で、主に血管の拡張や筋肉の増強、毒性物質の代謝、成長ホルモン分泌などの役割を持っています。
これら役割の全てが心身の状態を良好にする効果がありますし、間接的ながらも男性ホルモンの分泌を促進することで精力増強の効果も発揮します。
また、血液の流れを良好にするという効果がありますので、陰茎海綿体への血液の流入も良好となり、勃起力の向上につながります。
さらにオットセイに含まれる脂肪は「不飽和脂肪酸」である「EPA」・「DHA」が豊富に含まれており、抗酸化、血流改善という効果を発揮します。
これにより、血液を体の末端部まで行き届かせるようになるので、さらに陰茎への血流が向上し勃起力アップに繋がります。
加えてオットセイの肉には、興奮を高める効果がある「フェルアラニン」 などの成分も多く含まれています。
つまり血管の拡張と興奮を高める効果により、勃起力の向上だけでなく“ムラムラ感”のアップにも期待が出来るのです。
こうした効果はすべて医学的にも実証されているものですから、徳川家のエピソードもイヌエットの話も事実であるとして納得できます。

オットセイに期待される、精力面以外も含む効果
すでにご紹介したカロペプタイドは、オットセイの筋肉に含まれる特有のたんぱく質であり、オットセイと近縁のアザラシなどにしか含まれていない成分です。
カロペプタイドには末梢血管を拡張する働きがあり、血流を良好にします。したがって、末梢の血流の悪化が原因となる「肩こり」や「腰の痛み」「冷え性」に効果的です。
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北極圏で生活するイヌイットの生活にアザラシが欠かせないのも、こうした血流の良好化による身体を温める効果が極寒の地で生活する彼らには欠かせないものであり、疲労回復や神経痛にも効果があると言われており、江戸時代の津軽地方でも、オットセイの成分を主成分とした薬があったということです。
また、近年の慶応大学のカロペプタイドに関する研究によると、悪性の神経痛やリュウマチ、肩痛、腰痛、喘息に対して驚くべき効果があったとされていますし、加えて美容上も、老化した細胞や病弱した細胞が活性化され、ニキビやソバカス、小ジワ、シミなどの防除に有効であり、長期的に使用すると白髪を根本から黒変させたと報告されています。
こうしたカロペプタイドの効果に加えて、オットセイに含まれる不飽和脂肪酸の持つ抗酸化作用、血流改善作用もありますから、現在日本人にとって大きな心配事である「生活習慣病」全般に対して有効であると考えられます。
事実、グリーンランドに住むイヌエットは、心筋梗塞などの患者数が少なく、死亡率が非常に低いことが知られています。
オットセイの副作用

はっきり申し上げて、オットセイに副作用のようなものは認められていません。
過去のオットセイやアザラシを常食としてきたイヌエット達にも、漢方薬としてオットセイを食してきた中国人や日本人をはじめ世界中の人々からも、オットセイが原因だと考えられる死亡例や副作用と思われる症状の発症例はまったく報告されていません。
また、前出の慶応大学のカロペプタイドに関する研究グループによる、毒性の有無に関する動物試験でも、「カロペプタイドを適量の数十倍、百倍以上量を投与しても何ら副作用は発見されなかった」と報告されています。
こうしたことから、オットセイには副作用はない、とはっきり言っても良いでしょう。
とは言え、どんなに無害なもの、身体にとって良いものでも過剰に摂取することにはリスクを伴います。
ニンニクやショウガにもごく稀ですがアレルギーを発症することがありますし、水ですら「水中毒」という水の過剰摂取が原因となる不調を生じるケースがあることが知られています。
オットセイを効果的に摂り入れる方法
これほどまでにオットセイには精力増強効果がありますが、実は入手が困難なために高価で取引されています。
なので日本で発売されている精力剤の中でも、オットセイを使用しているサプリはかなり限られてきます。
個人的には、今までいくつかのペニス増大サプリを試してきた中でも、一番効き目を実感できてコストパフォーマンスも良かったと感じているヴィトックスというサプリがベストという結論に至りました。
精力剤、ペニス増大サプリのジャンルの中でも、何年間もダントツで1位の人気をキープしている定番サプリです。
変なサプリを掴まされたくないと思っている方は、迷ったらまずはこれを試してみることをおすすめします。