
男性で断食をした経験がある方は少ないかと思います。
断食(ファスティング)は、ダイエット目的の女性の間で人気なイメージがありますよね。
しかし断食の効果は脂肪を落とせるだけでなく、身体本来の機能を取り戻すことにより健康増進や精力増強にも及びます。
ここでは、断食が精力増強に効果的な理由や、具体的なやり方などを解説していきます。
実は「最強の精力増強法」とも言われる断食。
定期的に実践できればベストですが、メカニズムを知っておくだけでも日々の食生活に活かせる部分も多いにあります。
しっかりと読み進めてくださいね。
断食で精力増強ができる理由
断食(ファスティング)とは文字通り食事を断つことです。
断食のやり方は数多くありますが、求める効果やメカニズムはどれもほぼ同じです。
食事を断って空腹状態になることで、身体の様々な機能が活性化し、若返ることがわかっています。
それは長寿遺伝子と呼ばれるサーチュイン遺伝子が空腹時に活発に活動するためです。
若返りは全身に作用するので、生殖機能では男性は精力が増強し、女性は妊娠しやすくなります。
断食はダイエットや精力増強以外にも、糖尿病や動脈硬化の予防、便秘改善、冷え症の改善、シミ・シワの改善などいろいろな効果を生み出します。

糖尿病や動脈硬化は男性機能を低下させてEDにつながる病気です。
また冷え性は血流悪化につながるので、やはり男性機能の低下につながります。
そのため断食は、精力増強にたいへん効果的なのです。
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断食で精力が増強した事例
世界の飢餓率を示すハンガーマップというものがあります。
ハンガーマップでは、日本やカナダ、西欧諸国は2.5%以下なので飽食の国と言えます。
反対にアフリカ諸国は35%以上で、飢餓率がたいへん高い状態です。
出生率が高い国を見ると、飢餓率と比例しています。
つまり日本やカナダは出生率が低く、アフリカ諸国はたいへん高いのです。
出生率は食事だけで決まるわけではないですが、それでも見事に比例しています。
これが人間が持っている遺伝子で、病気や飢餓などの状態では、生命力が湧いてくるシステムになっています。
その結果、男性機能も高くなるわけです。
もっと身近な例では、5年以上不妊治療を続けている夫婦が、断食で妊娠した例があります。
旦那さんは40代、奥さんは30代後半です。
二人とも脂っぽい食事が大好きで、たっぷりのお肉を毎日食べていたため、肥満で脂質異常、そして高血圧という状態でした。
不妊治療時に精子の検査をしたところ濃度は低く、朝立ちもありませんでした。
そこで断食をしたところ、体重が減り血圧も正常になりました。
男性機能も回復して朝立ちも増えてきて、念願の妊娠に成功しました。
他にも子宮発育不全のため妊娠する確率が低いと診断された女性が、断食で妊娠した例もあります。
断食には身体本来の機能を取り戻し、特に生殖機能を改善、向上させる効果があることがわかります。
断食のやり方

断食やファスティングの方法がいろいろなやり方がありますが、断食は無理のないことから始めるのが成功の秘訣です。
そのためにはいきなり断食するのではなく、まずは夕食の食事量を少しずつ減らすところから始めましょう。
特に炭水化物や脂肪分は身体にぜい肉を溜め込む元になるため、ご飯を減らすことをおすすめします。
初日はいつものご飯の量から一口分減らし、次の日は二口分減らすなど、徐々に減らしていきます。
ご飯の量が元の6~7割になる程度まで続けます。
次に、朝食を軽いものにします。
サラダだけ食べたり野菜ジュースだけ飲むなど、重い食事は摂らず野菜酵素を取り入れて内臓を休ませます。
これで半日だけプチ断食したことになります。
昼食は食べすぎに注意しながら、バランスの良い食事を心掛けてください。
脂肪分が多いものは避けることが大切です。
そして夕食はご飯の量を減らした状態で、やはりバランスの良い食事を摂るようにしましょう。
これを続けるだけでも精力増強効果はありますが、慣れてきたら月に1~2度夕食を摂らない日を設けるとより効果的です。
もし本格的に断食を体験したければ、専門家の指導や断食道場に出向いてみることをおすすめします。
断食の本当のパワーを体感することができるはずです。
断食と精力 まとめ
以上のように、断食をすることで身体本来の力を取り戻すことができるため、精力増強をはじめダイエットや病気予防など様々な効果が期待できます。
少しずつ身体に慣らしていくことで、ストレスもあまりかからずに続けることができます。
断食に運動習慣や睡眠の改善を加えると、さらに精力増強効果はアップします。
まずは自分にできることを意識して、少しずつ小食や断食を始めていきましょう。