
勃起時にペニスが曲がっている男性は少なくありません。
そのため「湾曲が原因でEDになってしまうのではないか」と心配している人もいます。
かく言う私も、勃起した時にペニスが少し左に曲がっていて、これだけでEDにはならないだろうとは思いつつも一時期はかなり気にしていました。
ここでは、勃起時にペニスが曲がる原因や治す方法などを解説していきます。
多くの男性に当てはまる内容だと思いますので、しっかりと読み進めてくださいね。
曲がっているペニスはEDになる?
結論から先にお伝えすると、ペニスの曲がり具合には個人差があり、極度の湾曲でなければEDの原因にはなりません。
ほとんど曲がっていないにも関わらずEDの症状が現れる場合は、「曲がっているから中折れするかもしれない」など精神的な理由でEDになることが多いです。
関連記事:☞心因性EDとは?精神的なEDの治療・改善法
もちろん、EDや勃起不全には他の理由も考えられます。
強いストレスを受けている、体調がすぐれない、血流が良くないなどの理由でもEDになってしまいます。
勃起時に大きく湾曲したり痛みを感じる場合は、ペロニー病の可能性があります。
ペロニー病はEDにつながるため、医療機関での治療が必要です。
若い世代はほとんど発症しませんが、60代になると約4%、70代では6%以上の割合で発症します。

ペニスの湾曲の原因
ペロニー病は、ペニスの内部に炎症が起きたり傷がついたりすることが原因で発症します。
糖尿病やアルコールの過剰摂取、強い衝撃による内出血などで引き起こされることもあります。
病気以外では、陰茎海綿体を包む白膜のバランスが崩れることで湾曲が起こることが多いです。
白膜の左側よりも右側が伸びやすいならば、勃起した時にペニスは左に曲がります。
生まれつき白膜のバランスが悪い「先天性陰茎湾曲症」の場合もあります。
ペニスが曲がるのは手を使ったオナニーが原因とよく言われますが、それは正確ではありません。
ちんこを利き手でばかり握っていると、その方向に曲がってしまいそうなイメージがありますよね。笑
通常のオナニーが原因でペニスが曲がることはほとんどないのです。
しかし強い衝撃を与えるような特異なオナニーによってペニスの内部に傷がついた際に引き起こされることがあります。
ペニスの湾曲の治し方
ペロニー病の治療は泌尿器科で行われます。
症状が軽い場合は、内服薬のみとなります。
激しい痛みがある場合は、ステロイド注射が行われます。
ただしこの治療法だけでは曲がったペニスは元に戻せません。

機能的に問題がない程度ならばそのままで大丈夫です。
しかし極度に曲がってしまった場合は、形成外科手術を行う必要があります。
ペロニー病でなくともペニスの湾曲は自力で治すことは困難なため、やはり形成手術を受ける必要があります。
手術では、勃起角度を修正するために白膜を縫い縮めます。
ペニス内部に通っている血管や神経を傷つけないように行われます。
傷が目立たないように亀頭直下を切開するケースがほとんどです。
ペニスの湾曲を治す手術は保険適用外のため、40万円以上かかるところが多いです。
そのため機能的に問題がなければ手術しない選択肢もあります。
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ペニスの曲がりとED まとめ
以上のように、ペニスの曲がりが極端に湾曲していなければ、EDの症状は現れません。
しかし見た目に自信がない場合はコンプレックスが原因でEDになる可能性もあるため、形成手術を受ける方法もあります。
またペニスが湾曲するような刺激が強すぎるオナニーはやめることをおすすめします。
あまり心配し過ぎず、どうしても気になるようでしたらクリニックを訪問することをおすすめします。