EDになってしまう原因は人それぞれですが、老化や血行不良など身体的な原因の他に、些細な精神的な理由でも起きてしまいます。
中でも特に、ストレスや鬱(うつ)病などはEDを引き起こしやすいです要因の1つです。
鬱になるとEDになるのか、またはEDになったから鬱になるのか、その両方のパターンか。
誰にも身近に迫る鬱と精力面の関係性と、なってしまったときの改善法をまとめました。
EDと鬱の関係
EDには、血管や神経に問題がある器質性ED(起因性ED)の他、薬の影響や副作用で勃起障害が起こる薬剤性ED、そして鬱病やストレスが原因の心因性EDがあります。
心因性EDは自分で気付かないうちに起きることがある厄介なものです。
「仕事上のストレスは休めば良くなるから」「気分が落ち込んでいてもまだ動けるから」と思っていても、実は心の奥底では強い負担になっている場合があります。
特に鬱病になると、約半数の患者がEDを発症すると言われています。
また鬱病とEDはお互いに関係し合っているため、解決が難しいという問題があります。
鬱病になるとEDになり、逆にEDになると鬱病になるなど複雑化しているのです。
男性であれば、男のシンボルでもある自分のペニスが勃起しなくなると、誰でも多かれ少なかれ自信を失ってしまいます。
自分は性力もあるし、今まではEDなんて他人事だと思っていた男性こそ、いざEDになってしまった時のショックが大きく、精神的に落ち込むことがあります。
私は軽度の勃起不全や中折れ気味になっただけで、かなり精神的なショックを受け、本格的な鬱病とまではいきませんがやはり相当凹みました。
仕事はもちろん、休日でも気分が晴れず、人とコミュニケーションをとるのが億劫に思うことが増えました。
女性と話すタイミングがあっても、対人的にも自信の無さがにじみ出てしまうのが自分でもわかり、情けない思いをしたこともあります。
必死に精力に関する勉強をし、トレーニングや精力剤を飲むことで何とか回復できましたが、もしそのまま治らなかったら鬱病になってしまった可能性は十分にあります。
そのため適切な改善方法を選択することが大変重要になります。
参考:浜松町第一クリニック
鬱病とEDのスパイラルの改善方法
鬱病が先かEDが先かに関わらず、正しく対処していけば正常に戻る可能性は十分にありますし、改善方法もいくつかあります。
本格的に対処したい方はまず専門の医師に相談することをおすすめしますが、どのようなアプローチ方法があるのかここでは紹介していきます。
鬱病とEDとの負のスパイラルを改善するためには次のような方法があります。
1.抗鬱剤の使用
明らかに鬱病と診断さらた場合や「なんか鬱っぽいな」という時は、気分の落ち込みを防ぐ抗うつ剤の使用をして、まず精神面から落ち込んでいくのを防ぐという方法です。
抗鬱剤を服用することで気分的にも晴れ、結果的にEDの発症を抑えます。
ただし注意点として、抗鬱剤の中にはEDを引き起こしやすいものもあります。
最近はEDが発症しにくい薬もありますが、どの薬が鬱病の改善に効果的かは医師の判断によります。
もし処方された抗鬱剤や向精神薬がEDを引き起こしやすいものの場合、自分の判断で服用する容量を変更したり、飲まない時期を作ってはいけません。
医師の指示と異なるやり方は、逆に鬱病を悪化させる恐れがあるためです。
鬱病とEDを一気に改善させたいと思っても、まずは1つずつ解決していくことが大切です。
2.パートナーや相談できる人との会話
鬱病などの心因性EDの場合、一人で問題を抱え込んでしまうと回復が遅れたり、逆に症状が悪化する場合もあります。
それを回避するためには、パートナーとのコミュニケーションが大切です。
もちろん、パートナーや知人にすら打ち明けられない、または話す気分ではないということもあります。
しかし、ほんの少しでも人とコミュニケーションを取ることで鬱は回復することがありますし、相手に少しでも理解してもらうことで関係の悪化を防ぐことができます。
性交渉は体だけでなく心の一体感も本当に重要です。
パートナーに問題を打ち明け一緒に解決に向かって進んでいくことが、EDを克服するための重要な要素になります。
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3.心理療法
精神面の専門家に相談することも解決策の一つです。
長期間鬱病を患っている場合は、心療内科などでの長期間のカウンセリングや行動療法が必要になることがあります。
抗鬱剤で効果を感じなかった場合でも、根気よくカウンセリングを受けることで少しずつ良くなることがあります。
4.ED治療薬や精力剤の使用
老化や生活習慣の乱れが原因の勃起障害によるEDで鬱病を引き起こしている場合は、バイアグラなどのED治療薬の服用が有効です。
精神的な不安やトラウマがあっても、薬の効果で勃起が持続する可能性が高いため、精神的負担を徐々に解消させる効果が期待できます。
私もバイアグラやレビトラを飲んでいた時期がありますが、薬の力を借りてでも一度でもしっかり勃起できると、安心感と自信に繋がります。
また医薬品ではなくサプリメントの部類に入りますが、マカやクラチャイダムなどを原料とした精力剤の服用は、精力アップの他、日々の滋養強壮や疲労回復など、鬱病の元になる要素を取り去る効果にも期待できるため、改善の最初の一歩におすすめです。
関連記事:☞精力剤とED治療薬の違い|効果や副作用、原料について
鬱病とEDの関係性 まとめ
以上のように、鬱病とEDには強い関係性があります。
双方向性が強い分、解決には時間を要することがあります。
しかし解決方法はありますので、自分に合った方法で少しずつ鬱病とEDの症状を軽くし、最終的に両方を解消するステップを踏むことが大切です。
どちらが先に発症していても、必ず解決方法はありますので、諦めずに向き合っていきましょう。
EDや鬱に悩んでいる方が、この記事を読んで少しでも希望を持っていただければ幸いです。
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「精力=元気」でもありますので、精力を高める方法をいろいろな面から取り組むことは、鬱やEDの改善にプラスの効果をもたらしてくれることにも繋がります。
本当に様々なアプローチ方法がありますので、あなたが現状で取り組めることから、気軽に取り入れてみてください。