
あなたは「ロングペッパー」という香辛料をご存知ですか?
ペッパーという名前が付いている通り、コショウに似た辛みを風味を持ったスパイスの1つです。
日本では、沖縄でよく使われていて豚肉などの臭みを消すための香辛料として用いられるほか、八重山そばの香辛料としてお馴染のスパイスです。
このロングペッパーの正体が「ヒハツ」。ヒハツは、精力剤サプリメントの配合原料としてもお馴染ですよね。
では、そんなヒハツはどのようなもので、どんな効果を持っているものなのか。
今回は、ヒハツの精力増強効果や成分、副作用についてわかりやすくまとめました。
ヒハツの基本知識
ヒハツはコショウ科のツル性木質植物です。果実はコショウに似た風味を持っており、コショウと同様にスパイスとして利用されます。
ホワイトペッパーやブラックペッパーとは同じコショウ科の植物ですが、コショウの実は粒状ですが、ヒハツの実は、小さな果実が花柱の周りに集まった縦長の房状となります。
その見た目の形状から別名「ロングペッパー」という名前のスパイスとしても流通しています。香りは、胡椒よりも刺激的で少し甘い香りがするのが特徴です。
ヒハツの原産エリアは東南アジアで、ヨーロッパには紀元前6~5世紀ごろヒポクラテスによってギリシアにもたらされたのが始まり。その後ギリシャ人やローマ人の間では重要かつ良く知られたスパイスとなっていきました。
しかし、12世紀頃から競合するスパイスとして黒コショウが登場すると、より安価で、より信頼できる黒コショウに押され気味となってしまいます。
実は中世のヨーロッパにおいてスパイスはとても貴重なもので、第航海時代も実は黒コショウの供給源を探すことが目的でスタートしたものです。
大航海により新世界および唐辛子が発見されたことで、どこでも容易に栽培できる唐辛子が、ヨーロッパの人々にとってより便利で、身近なものとなりました。
その結果、今日ヒハツがスパイスとしてロッパの一般市場に流通することはなくなっています。
また、薬用としては、前出のヒポクラテスは皆さんも良くご存じでしょうが「医学の父」として知られる人物であり、当然ヒハツをギリシャに持ち込んだだけでなく、その医学的な利用価値についても人々に伝えていますから、古くからスパイスとしてでなく、薬品としても利用されてきました。
ヒハツの薬品としての利用は、インドの古来よりの伝承医学アーユルヴェーダにおいても、ヒハツは最もよく使われる薬草の1つであり、アーユルヴェーダの書物ではヒハツは最も強力な薬草1つで長寿を促すものとされています。
もちろん中国の漢方でも、ヒハツは身体を温め元気にする効果を持つ生薬として古くから利用されてきました。
ヒハツが日本に来たのは、中国の唐の時代にそうした効能を持った薬として当時の朝廷に贈られてきたものでした。現に、正倉院に保管されています。
特に血行を良くする効果が高いことが知られており、現在では冷えの改善などに効き目があるとして、漢方薬としてだけでなく、サプリメントなど形でも流通しています。
「血行を良くする」というと、精力剤に興味をお持ちの皆さまならもうすでにピンと来ていらっしゃるかと思いますが、ED症状の改善効果もあるとして、多くの精力剤サプリメントの配合成分として大いに用いられているのです。
ヒハツの精力増強効果

ヒハツの精力剤としての効力は、何といってもその血流改善作用にあります。この血流改善効果をもたらせてくれるのは、ヒハツに含まれている「ピペリン」という成分です。
それ以外にも、ヒハツには栄養素としてビタミン・ミネラルなどが豊富に含まれており、ピペリンを始めとしたそうした成分の相乗効果により、優れた血流改善効果を生み出しているのです。
そのヒハツの血流改善効果は、身体の隅々まで、毛細血管にまで及ぶことが知られています。
男性の性機能の低下は、陰茎の海綿体内の毛細血管への血液流入が悪くなることが最大の原因となりますから、ヒハツはその最大の原因を取り除くことで精力剤としてのパワーを発揮するのです。
また、身体全体の血行が良くなることで疲れにくくなり体力の持続力をアップしてくれますので、性行為を行うためには欠かせないスタミナの面からもサポートしてくれます。
さらに、脳の活動も活性化されますし、疲労回復力も高まりますから、日々の仕事や生活で疲れてしまって、「精神的にも肉体的にも夜の性活に向ける余力が残っていない」などといった事態も改善できるわけです。

ヒハツに期待される、精力面以外の効果
上記の精力剤としての効果についてご紹介した際にもお伝えしましたが、ヒハツには、非常に優れた血流改善効果があります。
したがって、その効果が最も明確に表れてくるのが「冷え症の改善効果」です。実際冷え性の女性向けのサプリメントとして、多くのヒハツサプリメントが発売されているのもそうした理由によるものです。
また血行が良くなることで、動脈硬化や脳梗塞、心筋梗塞などの血管系の病気を防ぐ効果もあります。
他にも、体力の衰えを改善したり、疲労回復力を高めたり、脂肪燃焼を促進し基礎代謝を上げることによるダイエット効果、動悸や息切れを抑制するなど、健康で元気な身体づくりに様々な方向から貢献します。
加えて、血行が良くなることは肩こりや腰痛の改善にもつながることが知られています。
以上、ご紹介してきたようにヒハツには、身体を温める効果を筆頭に、総合的に身体を健康お敵に元気にします。
こうした効果の全ては、間接的に、既にご紹介した精力剤としての効果を加速することにもつながります。
つまり、ヒハツは身体そのものを根本的に健康にしながら、精力剤としても大いに期待できるものであると言うことができます。
ヒハツの副作用
ヒハツは、インドや中国、そしてヨーロッパでもヒトの身体にとても良い効果をもったものとして、薬用利用され続けてきたという歴史を持っております。
さらに、スパイスとしても、インドや東南アジア、そして沖縄でも未だに愛用し続けています。その中で、何か身体にとって悪い症状を起こしたという記録は残っていません。
またヒハツと同一のものである「ロングペッパー」は、現在も日本の大手食品メーカーから販売されています。
何かヒトの身体に害を与えるリスクがあるようなものは、スパイス=食品として製造販売することは決して認めらませんから、ヒハツに副作用のようなものの危険性はありません。
しかし、ヒハツを服用するにあたっては注意が必要です。それは薬用効果が強すぎるが故の注意すべきこととなります。
以下に紹介する医薬品とは相性が良すぎて薬の効果を高め過ぎてしまうリスクがありますので、以下の医薬品を処方されて服用されている方は、ヒハツを服用する前に、必ず主治医に相談する必要があります。
■テオフィリン(喘息や気管支炎の治療に用いる薬)
■プロプラノロール(血圧を下げる薬)
■フェニトイン(てんかんのけいれん発作を予防する薬)
また、スパイスですので、摂取しすぎると胃が荒れたり、腹痛を起こすリスクも考えられます。サプリメントで摂取する場合には、くれぐれも「用法」・「用量」を守るようにしましょう。

ヒハツを効果的に摂り入れる方法
精力効果があるヒハツを日々の生活に取り入れるには、生のヒハツを入手し続けるというのは労力的にも経済的にも現実的ではありません。
なのでヒハツが配合されているサプリを飲むのが手軽で便利なのですが、現在発売されているヒハツ入りのサプリは、主に女性向けのダイエットや冷え性改善、美容目的のサプリばかりです。
ただ、中身(原料)がヒハツ配合であれば、もちろん男性が飲んでも精力増強に効果があるので、その中でもセックスに効くサプリを選んで精力剤として飲む必要があります。
精力剤としてベストなヒハツサプリは、精力剤も販売している口コミで人気のネイチャーシード社の【金時ショウガ+ヒハツ+クラチャイダム】というサプリです。

このサプリの販売ページを見てもらうとわかる通り、表向きは女性向けに販売されているものですが、その中身は男性用の精力剤として理想的な組み合わせになっています。
ヒハツに加え、金時ショウガもクラチャイダムも血行を促進して海綿体に血流を送り込むという意味ではかなり強力な効果を持っています。精力剤としては値段も安めなので、コストパフォーマンスにも優れているのが嬉しいポイントですね。
値段も安めの設定ですので、精力剤としてまず気軽に取り入れるにはかなりオススメのサプリです。ヒハツの効果を実感してみたいのであれば、お試しでもいいので一度取り寄せてみることをおすすめします。
このサプリの他にも、私が今まで試してきた50種類以上の精力剤の中から、特に効果があって口コミも好評な精力剤をランキングにまとめましたので、是非こちらも併せてご覧ください。